『NATIVE SONS』 『SAUVAGE』のデザイナー タミーさんの2022年の新作解説
次にお伺いしたのが The LIGHT COMPANY Ltd.のタミーさん。
タミーさんはNATIVE SONSやSAUVAGE、それからJULIUS TART OPTICALなどを手がける方です。
Designer
TOMMY O’GARA
Vol.2
NATIVE SONS & SAUVAGE
今回の”NATIVE SONS”のコレクションのテーマは?
GUERRERO 48
NATIVE SONS New Size
今回のNATIVE SONSのコレクションは、前回に続きCRAFTLINEの中の、この前出したGUERREROレンズサイズ46mmは人気があったので、48サイズを出しています。The LIGHT COMPANY Ltd.は、オプティカル(眼鏡)会社だから、これは大事なポイントね。One size fits all (1つのサイズで誰でも掛けれる) じゃないから、やっぱり46や48などサイズ展開は大事。
CLAYTON
NATIVE SONS New Model
新しいモデルのP3(ボストン型)は CLAYTON。CLAYTONにもレンズ幅45mmと47mmのサイズ展開があります。全部 フレームと同じ生地でノーズパッドを作ったり、結構シンプルなP3(ボストン型)のシェイプ、もちろん素材はタキロン(日本製で高品質なプラスチックメーカー)。全部セルロースベースアセテートで、固いし、色も深いし、粗切もでない。会社としてウチは、全体を見てるね。シェイプだけじゃなくてマテリアルも、お客さんもみんな。やっぱり色々なシェイプとサイズ出さないとギャップが出るね。もう一回言います、 One size fits all (1つのサイズで誰でも掛けれる) じゃないですね。でもわざとオーバーサイズにサングラスレンズを入れても可愛いし、メンズやウィメンズとか色々な基準があるから、やっぱりサイズ展開は大事だね。
今回の”NATIVE SONS”の新作の中でオススメのモデルは?
今回のNATIVE SONSのコレクションの考えているラインは、やっぱりコンストラクティビズムとアドベンチャー。
STILLMAN
NATIVE SONS New Model
このシリーズのオールアセテートのフレームじゃなくて、4mm厚のチタンのノーズブリッジと、後から見たノーズブリッジとノーズパッドの構造は、結構コンストラクティビズム。シンプルなリミテッドディテールだけど、結構キレイ。HONEY MAUVEカラーはNATIVE SONSのベースカラーで、この鼈甲色のベースカラーもHONEY MAUVEを使っています。
JUDSON
NATIVE SONS New Model
これはJUDSONというモデルで、STILLMANと同じ構造を使ったシェイプ違いのモデル。シンプルだけど、結構シブい!
ASTON
NATIVE SONS New Model
次は去年も出したメタルシリーズの新型で、ASTONという、わざとちょっとオーバーサイズなスペックでラージラウンド。
ASTON-EXP
NATIVE SONS New Model
ASTONはブリッジバーなしで、ASTON-EXPはブリッジバーあり。
YEAGER
NATIVE SONS New Model
こっちはYEAGERっていうフレームで、結構スモールスクエアで、エッジのきいたデザイン。
まだまだ新作あるんだけど、このコンストラクティビズムのシリーズを紹介したかったのです。
今回の”SAUVAGE”のコレクションのテーマは?
今回のSAUVAGEのコレクションは、どっちかというとインテリジェントね。SAUVAGEは、ちょっとエッジー、セクシーで、パリと東京をイメージしたブランドで、この今っぽいクラウンパントシェイプの新作を出しています。
CONCIERGE
SAUVAGE New Model
ちょっとスッキリしたフォルムで、DUSTY ROSE ( DUSTY PINK ) カラーだと、コアワイヤー ( テンプルの芯金 ) がキレイに見える。顔馴染みが良い色。
CREATURE
SAUVAGE New Model
次のモデルは CREATURE。CREATUREは、大きめのP3 ( ボストン型 ) っぽいカタチのちょっとヨーロピアンテイストのあるモデル。
LOULOU
SAUVAGE New Model
最後はLOULOU。LOULOUは、ちょびっといやらしいイメージなモデル。これは、桜鼈甲 ( PINK TORT ) カラーのLOULOU。LOULOUはイメージが強い。オプティカル(眼鏡)もイイけど、サングラスでも結構シブい。
SAUVAGEの素材も全部タキロンのCDA(セルロースアセテート)で、全部オリジナルカラーで、ウチがデザインしてる。DUSTY ROSE ( DUSUTY PINK ) とか、DUSTY ROSEベースのDUSTY鼈甲 ( DUSUTY TORT ) とか、結構色んな人に合うと思うね。ファーストコレクションのREPUBLIQUEとかMIKADOは、イメージがスゴイ強い。今回の新作の馴染みやすさとかシェイプ感、やっぱりブランド全体のバランスは大事ですね。
今回の”SAUVAGE”の新作の中でオススメのモデルは?
今回のSAUVAGEのコレクションは、どっちかというとインテリジェントね。SAUVAGEは、ちょっとエッジー、セクシーで、パリと東京をイメージしたブランドで、この今っぽいクラウンパントシェイプの新作を出しています。
CONCIERGE
SAUVAGE New Model
今回のSAUVAGEのコレクションの中から、このCONCIERGEというクラウンパントのモデルをオススメします。
やっぱりこのBAMBOO TEMPLE(竹をイメージしたテンプル)は、スッキリでカッコイイ、ちょっとディテールがカワイイ。フィット感も結構イイ感じ。ちょうどフィットしてる。ノーズパッドもフレームと同色の生地。
- 漆畑:
-
というわけで、タミーさん日本語お上手ですね!
- 岡田:
-
そーですね!
- 漆畑:
-
いくつかキーワードがありましたね。
- 岡田:
-
そうですね、一番興味深く思ったのが、サイズ展開っていうことですね。オプティカルメーカーとして1モデルの1サイズじゃなくて、いくつかのサイズ展開を持たせたいと、いろんな人の顔にきちんと合わせるっていうようなことをやりたいということだったんですけども、非常にそれがよく出ていたと思います。サイズ展開だけではなくて今回全体的に少しディテールはシンプルになって、NATIVE SONSらしさは残しつつ、より多くの人が掛けやすくなったんじゃないかなと、そういうふうに思いますね。
- 新村:
-
特にクラフトラインシリーズが出てから、グッと一般の人というか、わりと幅広いお客様の層に向けた商品構成ができるようになって、それの中のサイズ展開を今回やり始めたということで、より一層幅広いご提案等ができるんじゃないかなと思います。
- 漆畑:
-
GUERREROのヒットが大分影響しているのかなと。GUERREROに続くモデルが結構出てましたね。
- 岡田:
-
SAUVAGEは今回クラウンパントで、サイドがバンブーテンプルになったモデルがありましたが、あれもなかなか良かったですね。
- 漆畑:
-
インテリジェントって言ってましたね!表現の仕方が日本とちょっと違って面白いなと思いました。
- 岡田:
-
あとは今回インタビューの中にはなかったんですけど、JULIUS TART OPTICALのARの48サイズが発売になるということで、今までのARよりもう少しレンズサイズ大きいのが欲しいなという方には朗報なんじゃないかと思います。
- 新村:
-
社内でももうちょっと大きいサイズが欲しいという声もよく聞いていましたから、ニンマリしている人も多いんじゃないですかね?
- 漆畑:
-
AR48はブリッジ幅は?
- 岡田:
-
22mmです。NATIVE SONSの商品ですとか、SAUVAGEに関しては、ほぼ年内に入荷する予定です。
2022年 夏頃販売予定
AR48/22
JULIUS TART OPTICAL New Size
- 岡田:
-
そしてもうひとつJULIUS TART OPTICALからは、リーディングモデルが発売されます!これ結構シブいんじゃないかなと思うんですよね!リーディング(読書)専用モデルっていうのはすごく少ないんですけども、いわゆるHALF EYEといって、上が切れたカタチなんですけれども。
- 漆畑:
-
一部の店舗では入荷が始まってますね。
- 岡田:
-
そうですね、これも要注目かなと思います。
HALF EYE
JULIUS TART OPTICAL New Model
- 岡田:
-
そして、今回もスペシャル企画をですね、また用意しておりまして、こちらもまた追々という形になるんですけれども。
- 漆畑:
-
TARTで スペシャル!
- 岡田:
-
ハイ 、TARTでスペシャルですね!
- 漆畑:
-
と言えば…
- 新村:
-
あのシリーズ!
- 岡田:
-
あのシリーズですね…!ハイ。