YELLOWS PLUS 2025AW COLLECTION

YELLOWS PLUS(イエローズプラス)より、2025AWコレクションが入荷しました。
YELLOWS PLUSが考える過去と現在をつなぐアイウェアを紹介します。
EXPAND ― 普遍と変化、そのあいだに。
■ コレクションについて
希望と変容の時代に生まれた、新しい“ベーシック”
戦後、人々は明るい未来への希望を胸に、さまざまな形で“FUTURE”を表現していきました。
素材や技術の進歩が重なり、アイウェアもまた大きく変化します。これまでにない大胆なシェイプや色彩が生まれ、視覚を補う道具から、自己を表現するファッションへと進化していきました。
やがて、その変容の流れは二つに分かれます。ひとつはより独創的で華やかなデザイン。もうひとつは、質実で普遍的なデザイン。
YELLOWS PLUS が惹かれるのは後者――時代を超えて愛される“ベーシック”の美しさです。
今シーズンのコレクション「EXPAND」は、1970年代のドイツ/オーストリア製アイウェアにインスパイアされています。
ローデンストック、マルヴィッツ、メツラー、ベンナーラインなど当時の名ブランドに見られる、構築的でありながら誠実なデザインを現代の感性で再解釈。
流行に左右されない普遍性と、現代のライフスタイルに寄り添う軽やかさを併せ持つアイウェアとして生まれました。

■ デザイナーインタビュー
YELLOWS PLUS デザイナー 山岸稔明氏に聞く、“EXPAND”が描く未来
Q1. 今季のテーマ「EXPAND」について教えてください。
戦後の人々が未来への希望を描いたように、アイウェアも大きく変化しました。
実用からファッションへと発展していく過程で、華やかさを競うものと、普遍的な美しさを追うもの、二つの方向が生まれます。
YELLOWS PLUS は後者に共感し、そこに現代の解釈を重ねたのが今回の「EXPAND」です。
シンプルでありながら、構築的で力強い。そんな時代を超える“美しさ”を目指しました。
Q2. 今季もインジェクション成型を採用していますね。
インジェクション成型の魅力は、切削加工では描けない複雑な曲線を構成できること。
部品精度が高いためメタルパーツとの相性も良く、型崩れしても温めれば元の形に戻るなど、機能的にも優れています。
そうした特性を活かし、より立体的で柔らかな表情をデザインに落とし込みました。
Q3. ヨーロッパとアジア市場、それぞれに向けたデザインの違いは?
以前のように“日本製”というだけで選ばれる時代ではなくなりました。
地域ごとの骨格や装用感に合わせた設計が求められています。
そのためヨーロッパとアジアでデザインの重心を変えていますが、どちらもYELLOWS PLUS らしい自然な佇まいを意識しています。
■ コレクションラインアップ
構築的な造形と普遍性を併せ持つ、新しいベーシック

NORAN ¥56,100
構築的なスクエアシェイプ。70年代のモダニズムを現代に。

LIONEL ¥53,900
一見シンプルでありながら細部に立体感を感じさせるデザイン。

RANDEL ¥59,400
複数曲線が生み出す立体感。インジェクション技術を象徴するモデル。
過去と現在、その交わるところに。
YELLOWS PLUS が掲げる「ベーシック」という哲学は、時代とともに少しずつ変化を重ねながらも、常に“普遍”を見つめています。
今回のコレクション「EXPAND」は、その原点を広げ、新しい形で再定義する試み。
シンプルでありながら確かな存在感を放つアイウェアは、
過去の伝統と現代の感性をつなぎ、装う人の個性を静かに引き立てます。