職人の手で守られる
高品質なものづくり

通常、<イエローズプラス>のプラスチックフレームは、新作生地が多数作られているアセテートという素材を使用しています。
一方、セルロイドは19世紀に象牙の代用品として作られた樹脂で、丁寧に磨きをかけることで現れるしっとりとした輝きが魅力です。30〜40年代になると政治家や文化人などの著名人がこぞってセルロイド製の眼鏡を愛用するようになりました。しかし、今セルロイド生地は入手が困難なだけでなく、製造時に発火しやすいため、限られた場所で熟練の職人が神経を使って作業しなければならず、殆ど使用される事がなくなってしまいました。今回のセルロイド別注はモデルのボリュームを生かし、今や希少となったマテリアルを十分に堪能できる仕上がりになっています。

今回は磨きの美しさを堪能していただけるよう、当時のセルロイド枠に見られた芯材を入れない製法を採用しました。通常、テンプルの強度を高めるため金属芯を入れるのですが、セルロイドは硬化していく性質を持っているため、芯材を省くことが可能です。

ツーサイズでの展開になりましたので、着用者の顔幅にフィットした最適なバランスを選択しただくことが可能です。また、お好みのファッションやイメージ合わせてサイズ選びしていただけるようになっています。