眼鏡でできる老眼対策 - レンズ紹介編 -
Talked by decora TOKYO 岡部店長
老眼鏡だけじゃない!
ライフシーンにあわせた老眼対策メガネレンズをご紹介。
「スマホがツライ」「近くが見えにくくなった」「なんだか目が疲れる」などなど…、どなたにも訪れる老眼による見え方の変化。
そこで今回は眼鏡でできる老眼対策として、decora TOKYOの岡部店長がレンズの種類を分かりやすく解説・ご紹介します。
『老眼』とは?
- 岡部:
まずは老眼とはどういったものなのかと言いますと、年齢と共に、目の中のレンズにあたる水晶体の弾力を失ってきて固くなり、ピントを合わせる調節力が低下してくるために起こると言われています。老眼を助けてくれるアイテムとして、例えばルーペや、眼精疲労を緩和させるサプリなど、いろんな対策法がありますが、やはりライフスタイルに合った使い方ができる眼鏡が一番オススメです。老眼対策の眼鏡はいろんな種類があるんですけれども、大きく分けて、「単焦点レンズ」と「累進レンズ」をご紹介したいと思います。
単焦点レンズ
単焦点レンズは、単一の焦点のメガネになります。メリットは非常に視野が広く見えることです。デメリットとしては、眼前40cmくらいをご覧いただく眼鏡になりますので、それより近すぎたり遠すぎたりすると見づらくなるという点です。
単焦点レンズの特徴
手元は広く見えるが、目的距離から近くても遠くても見えにくくなる。
- オススメ使用シーン
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読書・手芸・クラフトなど、一定距離での作業にオススメ
累進レンズ
遠近両用、中近両用、近々両用といったものが、累進レンズになります。こちらは距離に対するメリットがあります。
累進レンズ その1
遠近両用レンズ
今私がかけている眼鏡が遠近両用眼鏡です。
全くスジも入ってなくて、自然な印象になるかと思います。
良いところとしては、うんと遠くから、スマホを見たり本を読んだりする眼前40cmまで見ることができます。
私は車を運転する時も遠近両用眼鏡を使っております。老眼になってきますと、遠くを見てから、メーター類を見ると、メーターにピントを合わせるのに時間がかかるようになってきますが、遠近両用眼鏡を使うと比較的短時間でピントがピタッと合うようになりますのですごく便利です。
遠近両用レンズの特徴
遠くから手元まで見ることができるレンズ。
中間〜手元の視野は若干狭くなる。
- オススメ使用シーン
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ドライブ・レジャー・携帯電話・買い物など、遠くもよく見る日常生活を快適にします。
累進レンズ その2
中近両用レンズ
主にお部屋の中でのご利用になります。
1日ゆっくりとお部屋の中で過ごされたりですとか、リモートワーク等のご自宅でのお仕事や、オフィス内でのお仕事にも使い勝手が良い眼鏡になるかと思います。
遠くは少しぼんやりするんですけども、度数の変化がマイルドになりますので、遠近両用よりピントは比較的合わせやすくなるかなと思います。
中近両用レンズの特徴
室内メインで使用できるレンズ。
遠近と比べ、遠くは少し見えにくくなるが、中間〜手元の視野は広くなる。
- オススメ使用シーン
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デスクワーク・料理・買い物・食事など、手元生活の多い日常生活を快適にします。
累進レンズ その3
近々両用レンズ
近々両用は眼前40cm〜1mくらい先に対応しており、デスク周りでご利用いただける眼鏡になります。じっくりと椅子に座って長時間PCの作業を行われる方や、本を長時間読むのが好きな方などにオススメのメガネになります。
近々両用レンズの特徴
デスクワークで使用できるレンズ。
遠くは見えなくなるが手元の視野は広く、
単焦点より奥行きがありPC画面なども見やすくなる。
- オススメ使用シーン
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デスクワーク・料理・買い物・食事など、手元生活の多い日常生活を快適にします。
- 岡部:
遠近両用レンズ、中近両用レンズ、近々両用レンズ以外にも、メガネ型のルーペも登場していますが、ルーペを使用しますと、遠くを見たい時にメガネを上に上げないといけなかったり、フリップアップする必要があり、イメージとしても「いかにも」という仕草になってしまいますので、こういった点も踏まえて、遠近両用、中近両用、近々両用を使い分けていただくとライフスタイルに合った眼鏡をご利用いただけるようになるかなと思います。
また用途につきましては、ショップのスタッフに質問いただけるとお答えいたしますので、気になっている方は是非店頭にお越しください。